今週はずっとすっきりしないお天気だったけど、唯一昨日の木曜は晴れだった。
七五三のお祝いに来てくれた私の母が「小鹿田焼き(おんたやき)」を見に行きたいというので、
星と3人でドライブがてら行ってきました。
小鹿田焼は福岡の小石原焼の技法が伝わり、開窯したもの。
小石原から技術が伝えられて以来、ほとんど同じ技法で焼いているので、小石原焼と小鹿田焼
はそっくり。
特に特徴的な技法「飛び鉋」はほとんど同じ。
でも微妙に違います。
山を登って皿山という窯元の集落に着くと、川の流れる音と唐臼の「ぎ~、ごっとん」という
音が聞こえてきました。
これは、水力を利用して土を突き、陶土を作っているところでした。
ほとんどのところが機械で行っている土の精製を、小鹿田焼では手仕事のみで行って
いるため、轆轤の上に乗せられるところにくるまでには約2ヶ月かかるそうです。
そして一つ一つ丹念に形作られた後、登り窯にて焼成されるというところに、何だかこだわり
と伝統を感じます。
私の母は今回「刷毛目」という技法の大皿を2枚購入(上写真の真ん中)。
私も買いたかったけど、これだというものに出会えず・・・・
お店の人に聞いたところ、10月末に民陶祭があり、事前にTV放送されたこともあって、
前年の1.5倍の人手で、ほとんどが売れてしまい、今が一番品薄の時とのこと。
母は来年再度訪れることに決めたらしいです。
お昼は窯元から少し下ったところにある「おかあさんのパン」というパン屋さんに立ち寄りました。
天然酵母を使ったパンで有名らしく、すごく細い道を登った辺鄙なところにあるお店でしたが、
お客さんは多くて、パンの種類も豊富。
焼きたてのパンはホクホクで素朴な味わいでとってもおいしかったです。
ちょうど紅葉がキレイで、空気もきれいで、すごく気持ちよかった(^^)v